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注文の多い生き物

2009.05.05

福山。
青木新門氏の「納棺夫日記」を読む。
現代人は身近な人の死にあっても、それはあくまで「人の死で」であり、自分もまた死ぬ存在だと気付くまでには至らないそうである。身につまされる。


青木氏が詩人ということもあり、宮沢賢治の詩がところどころに引用されている。
宮沢賢治は、相手の立場に立つということを、徹底的に実践した人らしい。
「納棺夫日記」には直接関係ないが、ふとわかったことがある。
ワタシは何度か宮沢賢治の「注文の多い料理店」という短編を読んだが、よく意味がわからなかった。解説には、都会文明と放恣(ほうし)な階級とに対する反感と書かれているが、それにしても、ピンとこない。
よく考えたら、ハンターが出会った恐ろしい山猫(らしい)は、他の生き物を食べる人間そのものの姿であり、ハンターは、人間に食べられている「生き物」だ。立場が変わってしまったことにまったく気付かないハンターは、滑稽な本性をさらし、最後は恐怖でただ泣く。
他の生き物の立場に立ったら、人間はこんなに恐ろしいということか。。

090505.jpg

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コメント(2)

marrimot2009.11.28 00:28

納棺夫日記もおくりびともみていないのですが、私はこれを読みました。
遺品整理屋は見た!  吉田 太一
3冊くらいあります。グロ注意ですけどグッと来ます。

ふじまみかこ2009.11.28 15:23

コメントをありがとうございます。
「遺品整理屋は見た!」を今、アマゾンで検索してみました。
興味深いですね~。読みたいです。
教えてくださってありがとう。買います。

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いつも心が不安でいっぱいのワタシが、「不安もなく希望もなく」の境地をめざし、あれこれ試しては、絵日記に描くことにしました。
どうぞ、おつきあいください。
なお、デトロイトグレーという色の名前は実際にはありません。このブログのタイトルを決めるとき、ちょうどゼネラルモーターズの経営破たんのニュースが流れていました。
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